ダルトンがフジ・メディア・ホールディングスへの株主提案を示唆している旨の報道がなされています。(本件に関する過去の記事はこちら)
ダルトンは元SMAP中居正広氏を取り巻く一連の騒動に係る第三者委員会の設置をフジ・メディア・ホールディングスに要求しており、フジ・メディア・ホールディングスからの具体的な対応がなければ、株主提案をする旨を述べております。
株主提案として考えられるのは、定款変更(「第三者委員会を設置した上で誠実な検証及び公表をすることとし、その旨を定款に定める。」等の内容)や社外取締役の送り込みでしょうか。
定時株主総会での株主提案を想定しているのであれば、会社法316条2項の調査者はないですね。(臨時株主総会で提案する必要があるとの理解です。)
これに対しフジ・メディア・ホールディングスは以下のプレスリリースを公表しており、「第三者である弁護士を中心とする調査委員会により調査及び検証を行い、調査結果を公表する予定」としておりますが、これをもって、ダルトンが「第三者委員会を設立した」と判断する可能性は低いのではないでしょうか。
