シンガポールのアクティビストファンドである3Dインベストメント・パートナーズがNTT都市開発リート投資法人へのTOB実施を1月28日に公表しました。
買い付けの期間は1月28日から3月3日までとなっております。
TOBには、上限、下限が設定されており、TOBが成立した後の3Dの保有割合は最大で約15%弱となります。
NTT都市開発リートは、このTOBに対して以下のプレスリリースを公表しており、「本公開買付けは、本投資法人に対して何らの連絡もなく、一方的に行われたものです。」と説明しております。

日本の上場リートに対する同意なきTOBは、米投資会社のスターウッド・キャピタル・グループによるインベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人へのTOB(2021年に実施され不成立で終了。)以来だと認識しておりますが、アクティビストファンドが買い手となるのは、初めてではないでしょうか。
現時点で3Dは、対象投資法人の経営を支配することや重要提案行為等は予定していないとのことです。