一部報道機関で報道されておりますが、セブン&アイ・ホールディングスが外為法の「コア業種」分類への格上げを申請しているようです。
ブルームバーグ:7&i、外為法でより厳しい「コア業種」への格上げを申請-関係者
セブン&アイ・ホールディングス(HD)が政府に対し、「外国為替及び外国貿易法」(外為法)で最も規制が厳しい「コア業種」分類への格上げを申請したことが、関係者への取材で分かった。
関係者によると、7&iHDはカナダのアリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けた後に申請をしたという。仮に認められればクシュタールにとって買収のハードルが上がる可能性もある。関係者の1人は、財務省などの当局側が認めるかどうかは分からないと述べた。
セブン&アイ・ホールディングスの外為法上における業種区分を分類を②から③へ引き上げるということですね。
① 指定業種以外(事後報告業種)の事業のみを営んでいる会社 ② 指定業種のうち、いわゆるコア業種以外の事業のみを営んでいる会社 ③ 指定業種のうち、いわゆるコア業種に属する事業を営んでいる会社 |
一部ネット上のコメントでは、「外為法を買収防衛として使うのはけしからん」と冷ややかな反応も確認されます。
「コア業種」の分類や投資家が求められる手続きについては、以下のスライドがわかりやすいですのでご参考まで。
※経済産業省「外国投資家から投資を受ける上での留意点について」より