セブン&アイ・ホールディングスがアリマンタシォン・クシュタール社の買収提案に対する回答を公表しております。
回答内容については、以下のとおり。
- 我々は、当社の株主およびその他のステークホルダーにとって最善の利益をもたらすいかなる提案についても真摯に検討をする用意があります
- 本提案は、当社の本源的価値およびそれら価値を顕在化する機会を「著しく」過小評価しています
- また、現在の規制環境下で、米国の競争法当局との関係で直面するであろう複数の重要な課題について適切に考慮されていないと考えます
引用元:セブン&アイ・ホールディングス「アリマンタシォン・クシュタール社からの法的拘束力のない初期的な提案への回答」
回答書簡本体も公表されており、アリマンタシォン・クシュタールは一株当たり14.86ドルでの買収を提案していたようです。
ドル/円140円で計算すると2,080円程になり、本買収提案が報道される直前の株価(1,761円)比ですと、18%程のプレミアムです。
『「著しく」過小評価』という踏み込んだ評価をしておりますが、確かに過去事例と比べると相対的に低いプレミアム率ですね。
今後、買収価格の引き上げがなされるか注目です。