アクティビストファンドである、旧村上ファンド系のシティインデックスらが株式を保有しているエクセディが大規模な自己株式取得を公表しております。
概要は以下のとおり。
※エクセディ2024年10月29日開示「自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ」より
金額は300億円(上限)で発行済み株式数に対する割合に換算すると約29%となり、大規模な自己株式取得であることがわかります。
シティインデックスイレブンスらは、10月29日付の変更報告書ベースでエクセディ株式を21,27%保有しており、このEXITを企図したものと外形上推察されます。
他方、旧村上ファンドのEXITでよくみられる自己株TOBやToSTNeT-3ではなく、市場内の買付けであることに鑑みると、事前のEXITの交渉を経たものではなく、エクセディの独立判断で自己株式取得の公表にいたった可能性もあるかと思います(旧村上ファンドは10月22日迄エクセディ株式を取得しており、インサイダー情報整理の観点からも会社の独立判断であったことが推察されます。)。
今回の自己株式取得の公表をもって、シティインデックスらが売却を進めるのか注目です。