2024年12月5日まで、富洋海運の完全子会社である堂島汽船による兵機海運への事前同意なきTOBが実施されておりましたが、12月6日にTOBの応募結果が公表されております。(これまでの本件経緯に関する記事はこちら)
TOBの上限は213,300株であったのに対し、応募株数は14,854 株。
既保有株式数と合わせて19%で上限を設定しておりましたが、買付後における富洋海運グループによる兵機海運の株券等所有割合は2.41%。
兵機海運の株価推移をみると、TOB価格(3,250円)を上回って推移しておりましたので、応募株数は僅かに留まったようです。
今後の展開として、富洋海運グループが株主提案のレバレッジを効かせられる程度まで市場内で兵機海運の株式を買い進めることも考えられそうですが、兵機海運の現状の株価や出来高を踏まえると、ハードルは高いのではないかという個人的所感です。
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